ツタヤでパッケージとタイトルが面白そうで借りてみました。ちらっと色々なレビューを見てみるとなんだか散々な低評価をされていました。
個人的には「とても深く考えさせられる映画」でした。五つ星で評価したとしたら、星3.5つ(★★★★☆)くらいかなというところでした♪
あらすじは・・・
「コレラの大流行で壊滅的な打撃を受けた人類。サンフランシスコ近郊のある街でも、生存者はわずかに186人であった。いまや、大人世代しか過去の人類の繁栄を知ることのない世界。過去を振り返り、現在と未来を見つめる人々を映像記録として後世に遺そうとする若者たちが、ドキュメンタリータッチで描かれる。」というもの。
パッケージには「感染パニック」とありましたが、パニック的要素はなく、全てコトは終わっている状態で、内容はその後の生存者のインタビューを重ね展開します。
科学技術の発展により、人間の手で「現代」は築き上げられた。しかし、その人間の手によってコレラが大流行してしまい何もかもを失ってしまう。そこに生きる186人の「過去を知る大人」と「過去を知らない子供」たち。
かつて便利すぎる時代を生きてきた大人たちは、子供たちに過去を話す。そして決まって泣き出してしまう大人たちを、子供たちは煩わしいとあざ笑う。
明るい未来を築くべく最スタートを切ろうと一丸となる人たち。しかし過去を知りすぎるあまり発想も枠に捕らわれてしまうジレンマ。逆に子供たちは自由な発想で新しい人類を築いていける。日本人がはるか昔に、鋼から鋭い刀を生み出したように。
過去は過去でしっかりと伝えていかなければならい部分もあるが、もしかするとそれは大人たちの単なるエゴかもしれない。無知には無限大の可能性が秘められている。
これからまたイチからどうやり直すのか、その中で抱える様々な問題にどう取り組んでいくのか。人は人によって支えられて生きていることを改めて痛感します。
今自分自身が持っている夢や、やりたいと思っていることも、環境が変わればまたまったく違った価値観になるのかもしれない。人は人によって支えられ生かされている。
もちろんこの映画を見てどう感じるかはその人次第ですが、個人的には終始目が離せず結構やられてしまいました。あえての手作り感や、雑さがリアル感を増します。
借りる前までストーリー仕立てだと思っていたのでこの映画にはいい意味で期待を裏切ってもらえました。タイトルやパッケージと中身のアンバランス感は低評価の原因のひとつではないかなと思います。
想像した未来の出来事のなかのドキュメンタリーをリアルに感じれるか、そうでないか。すべて見る側にゆだねられます。作者はこの映画を通し、現代に薄れてきている本質の部分を伝えようとしているように感じました。









